休みというと天気が悪く、なかなかプラモの塗装ができません。
スプレー塗装は湿気の多い日には塗料粒子が粗くなって出来ないのです。
嫁さんは折角自家製梅干しにトライしたのに、天日に干せないと嘆いています。
そんななか、翔鶴と並行して作っている筑摩ですが、船体の窓をピンバイスで開け、前甲板と後甲板をくっつけました。塞がっている魚雷発射管孔も開けてみました。
前甲板はあまり合いがよろしくなく(微妙に長くて幅が足らないみたい)、前後の長さは裏面をヤスリで調整し、瞬間接着剤で点止めした後、隙間に流し込み接着剤を入れて、マスキングテープでテンションをかけてぐるぐる巻きにしました。
「筑摩ぐるぐる巻きの図」
一晩おいてテープを外し、出入り部はモーターツールをかけたり、パテ埋めしたりします。
今問題になっているのは、利根型のシェルター甲板は鉄甲板なのかリノリウム張りなのかということです。
キットはリノリウム留金具のモールドも、鉄甲板に通常ある滑り止めもなく、ただ航空機運搬軌条のモールドがあるだけ。
で、資料をあたってみます(2次資料ですけどね)。
まず、学研のムック本の利根型重巡では鉄甲板説を採用しています。
本誌には戦争初期の上面写真が掲載されているのですが、リノリウムの留金具らしきものは見あたりません。
一方、最近出た艦船模型スペシャルではリノリウム説を採用してあります。記事中の写真(やはり上面)は、留金具があるかないかはよく判りませんが、確かに色は前甲板のリノリウム張と同じように見えます。
結局どっちがホントかよくわからん。
スジボリをして真鍮線を仕込むというのが、再現手段のようですが、他と違和感があっても困るので、もし行うなら、モールドされている前甲板や後甲板の金具も同様に処理が必要でしょう。
それに平らな部分ならいざしらず、シェルター甲板の場合、錯綜した航空機運搬軌条をどうするのかという問題もあります。
で、JWC日機のユニットはどうなっているんだろうと見てみると、鉄甲板説を採用しているようで、シェルター甲板は軍艦色です。
まあ、そんなわけなので(どんなわけ?)、ここは鉄甲板説をとることにしました。
JWC日機といえば、varonさん謹製のVASSALモジュールで第2次ソロモン海戦シナリオで対戦を近々行う予定です。時期的にも丁度タイムリー。