ちまたではツクダのジャブロー復刻の記事で持ちきりです。
わたしもHJ誌を久しぶりに手にとって、情報を確認しました。もちろん立ち読みです(笑)。
結果的には押入から昔のを引っ張りだして、とりあえずこんなのだよっていう紹介のみでしたが。
復刻版ゲームっていう「売り方」を考えたとき、主に以下の3パターンがあると思います。
1:ルールをリファインしたり明確化して、いわゆる第2版として出す。
(例)GJ/SS 決戦!ガダルカナル
2:許される限り全く昔の形で出す。
(例)HJ戦車戦
3:基本的には昔のまま、グラフィックやユーティリティ部分を今風に改める。
(例)CMJ 日本機動部隊・日露戦争
復刻版と聞いたとき、実は微妙にスタイルの点でゲーマー各位が期待するものが違う気がします。
HJ戦車戦はルールブックの誤字脱字まで正確に復刻されていて、思わず笑ってしまいましたが。
どうせだすならⅡの方だろうとも思った。
コンポーネントの問題から、箱はジップロックに、ハードマップはソフトマップにデチューンされていたのが、ちょっと残念でしたね。
わずかな抵抗として、T誌に掲載された西部戦線版の記事のみがおまけでついてました。
これもせめてユニットぐらい正式なものを足してくれればよかったのに。
たぶんターゲットは現役ゲーマーではなく、遠いあの日の思いでを胸に秘めたおじさんなんですよね。
一種の同窓会ですから、できるだけ昔の姿に忠実である方が、ノスタルジィに訴えるのでしょう。
今回のジャブローはどのパターンでしょうか。
ツクダのゲームは、エポックのと比較してグラフィックについてはかなりのレベルでした。
ただルールブックの記述やユーティリティには若干問題があるものもあり、2に近い3が望ましいと思うのですがいかがでしょう?
特にあのハイスタック問題は、HJ紹介記事でも触れられていましたが、どうにかして欲しいですよね。
隔月刊時代のT誌だったと思うのですが、MS毎に管理シートを自作して、武器ユニットはそっちに置くという改善策が確か紹介されてました(ジャブローではなく、ニュータイプの記事だったかも)。
そういうところをちゃんと拾ってくれるといいな。
スクォードリーダーの移植版であった第一版(通称緑版)と、よく言えば洗練、悪くいえば簡略化された第二版(通称青版)のどちらが復刻対象なのか、いっそ両方つくのかといったところも気になります。
私自身はといいますと、このゲームが欲しくてほしくて、でもどこのおもちゃ屋さんにいっても売り切れで(そういう時代だったんですよ、うん。)、代わりにSPIの大西洋艦隊を買ってきてしまったりという思い出が。
そうこうしているうちに地上戦ガンダムゲームとしてはより精密なクロスファイトが出てしまい、ついにスルーしちゃったのでした。
なんにせよ、非電源系ゲームが広く一般の方に見直されるのはいいことです。
節電のために扇風機が売れる時代だし(ちょっと違うか)。