鈴木栄光堂さんのHPより転載。
グリコではなくゼリコです。
グリコと同じく、おまけ付きキャラメルです。
ご想像どおり、先発商品だったグリコのバッタ品です。
昔はたしかNATO兵科マークの戦車部隊みたいな長細い形だったんだけど、今は違うみたい。
昔は町の駄菓子屋さんにちゃんとグリコの隣に(多分5円くらい安い値段で)おいてあったのです。
なにかの拍子にゼリコのことを突然思い出して、懐かしさのあまりググッてみたら、まだ(失礼)健在でびっくりしました。
ネット情報によればゲームセンターや、パチンコの景品として、タイアップすることで生き残ったらしく、そういう場所に出入りする習慣のない私は、てっきりもう世の中からなくなった昭和の1コマだとばかり思っていました。
町の駄菓子屋さんはなくなったけど、ゼリコはちゃんと生きてました。
実は40年以上まえに、このゼリコを作っている本社工場に見学というか、遊びに連れていってもらった覚えがあります。
もうかなりおぼろげな記憶なのですが、経営者のご家族のどなたかと、多分母親が友達だか同級生だかだったご縁です。
そのときの記憶に間違いがなければ、当時は殆ど家庭内手工業みたいな規模=そんな言葉を小学校で習うかなり前っていうか、就学していたかも不明=でしたが、今はタイランドの工場で作っていて、日本では最終梱包のみをしているのだそうです。
ゼリコをつくっている鈴木栄光堂さんの本社工場は、岐阜県の母方の実家近くにあり、私は当時は大阪に住んでいたので、自分の家近くのお菓子屋においてあるキャラメルが、こんなに小さい(また失礼)田舎の工場で作られていることに、びっくりしたものです。
岐阜の人怒らないでね。当時の私にとって、盆と正月に帰省するだけの岐阜は、田舎のイメージでひとくくりになっていたのです。
そしてあのバッタもの感というか、遠足のおやつ袋の中にグリコではなくゼリコが入ってたときの残念感(またまた失礼)は、なんとも言えないものがあったのですが、
情報によると今は本家グリコよりおまけのグレードが高いらしく、ひとネタで2度びっくり。
一度気になり出すと夜も寝られません。
なんかいっぱい失礼なこと書いちゃいましたが、ゼリコを巡る思い出は、私にとってかけがえのないものなのです。
白衣をきて、忙しそうに作業をされていた(多分わたし達を工場に招いてくれた)女性の方。
見学の帰りにおみやげにといただいたゼリコ。
風邪で学校を休んでいたとき、母親がおやつに買ってきてくれたゼリコ。
「この前これ作っている工場に行ったよね。」と母親と交わした会話。
その後遠足のお菓子に入ってた時、「なんだゼリコか。」って言った友達と喧嘩になったこと。
他人には絶対その価値がわからないガラクタのような、キャラメル味の大切な思い出です。
もう一度食べてみたいですが、果たして手に入れる手段があるのでしょうか。
どうも
養老SAには売ってるらしいのですが。