自作の空母戦ゲームを作るべく、寄り道しつつぼちぼちやってます。
by takoba39714 カテゴリ
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時は嘉永7年、7隻の軍艦を率い、ペリーが再び来航。幕府に条約締結を迫った・・・ところからこのゲームは始まります。 盤上の駒はユニットではなく全てマーカーという、私にとってはびっくりなゲーム。 トワイライト・ストラグルという、冷戦時代の米ソの勢力争いをテーマにしたゲームシステムを幕末事情に移植したということらしいですが、私は名作の誉れ高い元ゲームをもってないので、このシステムは初お目見えです。 ルールはA4版で8ページと、平易(シミュレーションゲーマー基準)ですが、元ゲームは除いて他のゲームと共通項がないので、ひとつひとつ咀嚼していく必要があります。 まず、MAの方々とお話させていただいた結果を反映して、いくつかルールを明確化しておきます。 公式HPでの発表があれば、そちらが正しいことになりますが・・・ 「支配状況はAPを使用する度逐次更新」とマップの注意書きにありますが、セットアップ時(APを使用したわけではない)から判定は行うものとし、長州はゲーム開始時点で倒幕派の影響度マーカー1があり、安定度が1ですから最初から倒幕派支配とします。 他の藩で支配状況が開始時点で明らかになるものはありません。 それから、巻末の元ゲームとの差異点のまとめにあるとおり、得点イベントのAPを手番プレイヤーは点数を数える前に使用して、その結果を踏まえて点数を数えてよいとします。 ただし、「イベントの発生条件」に関しては、手番開始時に条件を満たしていればそのイベントは発生する(ルール9.2(5))ため、手番プレイヤーがイベントの発生前にAPを使用し(ルール7.2②)発生条件を覆してもキャンセルされません。 最後にルールにはあまり明確に書いてないのですが、ターン中に1度だけ許されている「朝廷工作」にたとえ失敗しても、カードイベントは発生しません。 そんなわけで、江戸幕府の黄昏(日本の夜明け)が始まります。とは言ってもソロプレイですが(笑)。 選択ルールの勝海舟/幕府海軍ルールも使用します。そこは海軍ファンですからね。 あと、私は判官びいき性ですから、ソロといえども気持ちは佐幕よりです。 やってきたカードは倒幕側が「4:倒:桜田門外の変」「1:強:P南海道情勢」「1:強:P中国情勢」「3:佐:第十四代将軍徳川家茂」「4:共:参預会議」。 一方の佐幕側が「2:強:京都守護職」「3:佐:薩会同盟」「2:倒:生麦事件」「2:強:P京都情勢」「3:共:浪士組/新選組」です。 倒幕側は持っている得点イベントカードを有利に使用して、点をかせぐ作戦。 佐幕側は京都に絡むイベントをコンボ発生できる有利なカードめぐりですので、これを有効活用する作戦でしょうか。 まず、第一ターンの先攻は倒幕側です。 「参与会議」をイベント使用し、全ての雄藩(薩摩・長州・土佐・福井・水戸)に自派影響度を+1させます。 これで長州に加え水戸藩も倒幕側支配となりました。 佐幕側は「薩会同盟」をイベントでプレイ。薩摩・会津・桑名に影響度+2で桑名、会津を支配します。 次に倒幕側は「桜田門外の変」を出しますが、発生条件を残念ながら満たしていないので、4APを使用するのみです。 土佐に1影響力を加え支配にし、広島藩に2影響力を加えこれも支配。最後の1APで鳥取藩に影響力1を置きます。 佐幕側はイベント条件(会津、尾張、桑名のいずれかを支配)が達成されているので「京都守護職」をプレイ。 これは強制イベントでどちらが使ってもイベントが発動します。 まず、2APで福井藩(京都に隣接しており、武力行使その他で京都に影響を与える際にここを支配していると有利)に影響力を2加えます。次にイベントにより、綾野剛・・・じゃなかった、松平容保をおきます。最後に松平マーカーにより基礎支持値が1になっているので京都に佐幕影響度1を加えます(ルール3.4:自動回復)。 京都守護職は除去イベントですので、捨て山とはカードを別にします(ルール9.2)。 倒幕プレイヤーは、「第十四代将軍徳川家茂」を出しますが、発動しちゃうと困るので、朝廷工作を行います。 ダイス目4以下で成功の高確率だったのですが、6がでちゃって失敗。ただしイベントそのものは流れます。 倒幕側朝廷工作マーカーを裏返し、倒幕側はこのターンには朝廷工作がもうできないことを示します。 佐幕側は「浪士組/新選組」をプレイ。新選組マーカーを京都に置きます。これで照英の手形を貰えて筒井道隆は嬉しい限りでしょう。 これも除去イベントなので捨て山とは別にします。 そして新選組マーカーの自動回復により、更にもう1ポイント京都に影響力が増えます。 倒幕派は「南海道情勢」をプレイ。雄藩の土佐藩を支配、かつ佐幕側より支配数が多いので部分支配となり、4VPを得ます。 カードの1APは鳥取藩に使用。 佐幕派はここで「京情勢」をプレイ。2APを郡山藩に使用してこれを支配。京も倒幕派よりポイントが多いので、これで5VPを得ます。 倒幕派の最期のカードは「中国情勢」。 まず1ポイントを鳥取藩に使用。これを支配。雄藩の長州を支配し、中国エリアの過半数の3藩を支配していることから完全支配で8VPを得ます。 佐幕派の最期のカードは「生麦事件」。 これも発動されては困るため、今度は佐幕派が朝廷工作・・・ダイス目2以下で成功でしたが、5で失敗。 第1ターンは倒幕側の7ポイントリードとなりました。
by takoba39714
| 2015-09-13 14:16
| 持っているゲームのこと
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Comments(2)
Commented
by
通りすがり
at 2015-09-13 20:19
x
参与会議は条約レベル1以上でないと条件を満たしていないのでは?
開始時は条約レベル0ですので、イベントとしてはプレイ不可能なはずです。
0
Commented
by
takoba39714 at 2015-09-13 21:55
あ、見落としてました。
ご指摘感謝です。
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