自作の空母戦ゲームを作るべく、寄り道しつつぼちぼちやってます。
by takoba39714 カテゴリ
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普段たいへんお世話になっている、横浜在住のもりつちさんが、一番最初に買ったゲームはAHのVictory in the Pacificだったそうです。 しかし「自分がシミュレーション・ゲームに望んだ姿はこれじゃない。」と思われたそうな。 で、2番目に手にしたゲームは同じくAH社のビスマルクで、「自分が望んだのはこれだ!」と思われたんだそうです。 前記事のクラス分けではありませんが、ビスマルクは「ライン演習」を扱った作戦級ゲームです。 しかし、このゲームにはビスマルクが不幸にも英艦隊と遭遇してしまったときのために、精緻な戦術ルールがついています。 特に上級選択戦闘ルールは、もうほとんどそれで単体の戦術級砲撃戦ゲームです。なんせ一回砲撃するために、○○の条件だったら+1とかー1とかいう修正計算を延々30回くらいしたあげく、えいやっとサイコロを振るわけです。 ちなみに上級ルールでは艦船ユニットはヘクスマップ上などではなく、専用スケールをつかって床の上を移動させる、ミニチュアゲーム仕様です。 もりつちさん曰く「いまならVITPの良さも解るんだけど、当時はシミュレーションという語感からくるイメージと、目の前のゲームの姿の乖離に全く納得できなかった。」とのこと。 私もこのお気持ちは非常によく解ります。 私が最初に手に入れたのはFrance1940でした。 独軍のフランス占領電撃戦を扱ったゲームで、ダニガンさんデザインの正当派作戦級シミュレーションゲームだったわけですが、私にはそのおもしろさが全く理解できませんでした。 戦闘力、防御力というものが、何から積あがってきて、ZOCという概念が何を示しているものなのか、航空機ユニットがヘクスにとどまって補給戦を妨害するというのは何なのか、戦闘後前進、後退という現象が実際にどんな風に現実で起こったことを表しているのか、具体的なイメージが沸いてこなかった。 それにフランス軍は始終押されっぱなしで、たとえパリが占領されなくてもどう考えても負け戦なのですが、これやってて何が面白いんだろうって思った。 あくまでも「その時は」ですよ。 ところが次のサブマリンは、ソナー、レーダー、魚雷の国別時代別性能がデータになっていて、現実の再現とはこういうことだと、説得力をもって目の前に展開されました。 護衛艦、潜水艦と立場の違いはあるけど、どっちも勝てるしどっちも負ける。 なるほど確かにこれは「シミュレーション」で「ゲーム」だと納得したものです。 まあ、もし私の周りに陸物作戦級ゲームが上手な方が居て、ちゃんと面白味を解説してくださったら、その後の私のゲーム人生は全く違ったものになったと思います。 が、私がFrance1940を手にしたころは、タクティクス誌すら創刊されておらず、シミュレーションゲームなんて知っている人は周りに一人もいなかった。 日本でのシミュレーションゲームの隆盛には1stガンダムの放映が大きく貢献していますが、そのころはまだ影も形もなかったですし。 さらに当時中学1年か2年生だった私は、結果から帰納法的に物事を見る力があまり育っていなかった。 どちらかと言えば小さな事実を積あげて大きな事実に組み立てていく演繹法的な思考に偏る傾向がありました。 戦術級ゲームで事細かに描かれる砲の火力や射程の微妙な差異が、全体の戦闘の過程を左右していくこの感じこそが「シミュレーション」であると感じられた。 空戦テーマの戦術級ゲームも、ルールが再現しようとしているのはよく解る力学の世界ですから、自分の想像力の及ぶ範囲なんですよね。 わたし一応理系の人だし。ベルヌーイの定理やエネルギー保存の法則さえ知っていれば大丈夫。 でも陸物の作戦級はどうも感情移入がしにくかった。 盤上で起こっていることに具体的なイメージが付加できないのです。 これでは将棋とかわらないではないかって、若い時には思ったものです。 国通の中黒さんは、戦術級ゲームについては(ごく個人的には否定しないけど)主力商品とするのは如何なものかと思っていると、7、8年ほど前に初めて直接お話する機会に恵まれたとき仰ってました。 戦術級ゲームに「これじゃない感」を抱かれているユーザーが多いのではと、その時は分析されていたのだと思います。 しかしながらTCSを立ち上げるにあたっては「機が熟したというか、ユーザーの傾向が少し変わってきたから」と仰ってました。 TCS第一段のファイティングファルコンの再販は私がずっと待ち望んでいただけあって、非常に喜ばしいものでしたし、同シリーズで唯一オリジナル作品の零戦は、さすが21世紀のデザインと思わせる出来のものです。 開発時期とテーマが拙作で次回SLGamerの付録ゲームとかぶっていたこともあり、私にとってはいろんな意味で感慨深いゲームです。 そんなわけで私はいまだに、好みなゲームはどちらかと言えば戦術級ですし、セカンドは(海戦ゲームを除いては)作戦級をすっとばして戦略級です。 三つ子の魂百までみたいなもので、まあこればっかりはどうしようも無いですよね。 でも今、私は作戦級をやらない出来ないかっていうとそんなことはありません。 ま、へたくそではありますが、それなりに面白味も解ります。 盤上で起こっていることのイメージは、あいかわらず脳内に上手には描き出せませんけどもね。
by takoba39714
| 2017-03-02 21:16
| 持っているゲームのこと
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