4月に今の職場を離れ、あたらしい部署に転勤することになりました。
今の勤め先は、東京本社から数えると4つ先の末端部署で、営業所のさらに先の派出所だったわけですが、メンバーは私含めて4人(正社員2名、嘱託職員とバイトさん1名ずつ)という、きわめて最末端なところでした(でも、さばいた予算は隣の20人規模の営業所の約2倍だったんだよ)。
わたしは一応、そこの長だったのですが、まあ日頃のいい加減さからその昼行燈さは推して知るべき。
ま、私としては昼行燈といわれつつ、実はそれなりな中村主水をこれでも目指してはいたのですが。
その私が、今度の4月で転勤になることになり、本日は部下3名が盛大に送別会を開いてくださいました。
一応、近畿本店(上から2番目)に行きますので、今のようにいい加減な姿では出勤できないでしょうと、餞別として写真の2本のネクタイをいただきました。
赤い方はミッキー柄(しかもよく見ないとわからない)で、後ろ側にはミニーちゃんが隠れている。
グレーの方は、途中(後と前)で色が変わるデザインで、やっぱりウォーリーが表の柄に隠れている。
そういう遊び心が私らしいと、思ってくださったのだとか。
このネクタイを選ぶのに、部下の方は2時間以上も売り場で粘り、一緒にきてくださった奥さんには「いい加減にしろ」と怒られたらしいです。
正直いいまして、約30年間の勤務期間の中、転勤も今回で11回目なのですが、そのうちで今回が最も嬉しかったです。
と、いうわけで今回は500%自慢話です。
もうひとつ自慢ついでです。
私が転勤するらしいという噂が取引先に出回ったとき、うちの会社の人事担当に、取引先の偉い人が私を異動させるなと直談判にいってくださったらしい。
結果的には時すでに遅しだったし、たとえタイミングが間違ってなかったとしても、人事がそれで覆ることはなかったでしょうが、何より第三者の方が自分のことをそんな風に思ってくださってたというのは一生の宝です。
仕事は決して好きではありませんし、出来れば仕事より日がな一日ゲームしてたい怠け者ですが、今日みたいな日が今後の励みにもなるのだなあと、思える一日でした。
生きててよかった。