以前空戦もので同じようなネタをやりましたが、それの2番煎じです。もっとも空戦ゲームのときも某氏のブログのパクリでしたが。
陸物作戦級は不得手分野ではありますが、全然持ってないわけではありません。
何度かお話したとおり、AHのFrance1940が、私が最初に買ったシミュレーションゲームであり、最初の陸物作戦級でもあります。
今手にしていれば別の感想をもつのかもしれませんが、当時は「勢い」で買ってしまったもので、正直いっておもしろいとは思えませんでしたが、なんか「作戦をやってるという気分」になれるのが嬉しかったのを覚えています。NATOシンボルを初めて知ったとか、フランスとドイツの位置関係がよくわかったとか、そんなおまけもありますが、要するにそういうレベルの人が購入すべきものでは、そもそもないんですよね。
その後は戦術級や海軍もの、ご多分にもれずアニメものに走る傾向があり、軍艦少年の趣向にマッチするゲームも次々国内販売されるに至って、陸物作戦級からは遠ざかる傾向にありました。
次に陸物作戦級を買ったのはHJのマーケット・ガーデン作戦。これは今でも実家の倉庫に寝ています。「遠すぎた橋」を○曜ロードショーで見た、国産ゲームというのが(比較的)珍しかった、ボックスアートがあか抜けていた、といったこれまた不純な動機のオンパレードでした。
でも映画ではよくわからなかった各部隊の位置関係とか、作戦の経緯が知りたいという、ちょっとプラス思考なところもありました。このゲームも史実の作戦経緯を知れたことに満足してしまって、あまり触ってません。戦闘結果についてステップロスか後退かを被害を受けた側が選択できるというのが、ウリだったように思います。
今でもヤフオクでわりと高価取引がされているので、ゲームとしての価値はあるのかもしれません。倉庫で寝かしておくのはもったいないことです。売り払うにしても当時高校生だった私は、参考書にアンダーラインを引くノリでルールブックを線だらけにしてしまったので、ジャンク扱いでしょうね。
次はE社のスターーリングラードかな?このゲームは大阪の家に置いてあったんですが、引き払いの際、間違って処分されてしまったようで、(他にもエアフォース、エアウォー、リヒトフォーフェンズウォーなどが被害にあった)手元にはありません。こちらは駒を離しただけの美品だったはずですが・・・。
このゲームたしか「スタック制限無し」論争で脚光を浴びてました。
通常作戦級ゲームにはあるスタック制限が、このゲームはありません。
この点について、デザイナーの方が「1ヘクスの面積は××なので、ゲームについている全ての独軍ユニットを人数換算しても○○だから、1人あたりの面積は△△だから問題ありません。」と述べられたのです。デザイナーの方の本意は、スタック制限なしとはいえ、ゲームに勝つために戦線を張ろうとすればおのずと3ユニット以上のスタックは発生しない筈ということだったようですが、どうも世の中には「シャレの判らない人」も多かったようで、本気で怒ってた人も居られたようですね。
ソ連軍の戦闘力は最初はA~Eくらいのレベルでしか表されておらず、戦闘を行うときに対応する戦力のプールの中から引いてくるというシステムでした。ソ連軍プレイヤーにも自軍の戦力が不明。こういうのをアントライドシステムと言うそうですね。
このゲームが出る頃はT誌などで「陸戦作戦級ゲームは基本・独ソ戦は王道」ということが判って来たので、やっぱりちょっと囓っておかなければまずいかなと思ったのです。
でも、今更AHクラッシックスでもないし、SPIのは高いしで、丁度新発売で値段も若干手頃のこれを買ったのでした。これも不純な動機かなあ。
(つづけちゃっていいですか)