なんとなく構想が固まってきたので、システム紹介をしていきたいと思います。
今度は地図版についてです。
地図版にかかれた地形は陸地と海の2種類です(笑)。
ヘクスマップですが、1ヘクスが示す範囲が大きいので、ほとんどエリア式みたいなもんです。ラバウルとガダルカナルなんて隣接してますし。
占領目標は1級軍港・2級軍港・拠点の3つに分かれています。
1級軍港は艦隊ユニットは無制限にスタックできます。陸上基地機も最高の3レベルまで置けます(例、呉、パールハーバーなど)。
2級軍港は場所によって艦隊ユニットのスタック制限があります。陸上基地機は例外なく最高の3レベルまで置けます(例、トラック、ポートモレスビーなど)。
拠点には艦隊ユニットは1律2ユニットまでしかスタックできませんし、CV,BB、BBHといった大型艦隊ユニットは置けません。加えて陸上基地機のレベル数も制限がある場合があります(例、ガダルカナル、ラバウルなど)。
これらスタック制限は戦闘の時には適用されません。
1級軍港に居る艦艇は安全ですが、2級軍港や拠点に進出している艦隊は潜水艦に狙われる可能性があります。しかし移動力の関係で、前線に艦隊を送り込むためには、戦略移動フェイズで予め進出させておく必要があるのは、前回ご披露のとおりです。
その他資源マークがある軍港が3つ(シンガポール・ブルネイ・バタビア)あります。所謂南方資源のあるヘクスで、これを1つ支配している毎に日本軍(のみ)は1ターンに使用できる作戦チットの数が1個増えます。と、いいますか占領しておかないと連合軍には絶対勝てません。と、同時にこれらを後方から脅かす在インドの英艦隊も早期に黙らせておかなければいけません。このためインド洋作戦は日本軍にとってそれなりに意味のあるものになっています。
軍港や基地、拠点のあるヘクスの支配しやすさは、それぞれに数値が設定されており、戦闘をして生き残ったユニットの戦闘力合計の敵の戦闘力合計の差がその数値以上となったら、大きかった方が支配チェックをする権利を持ちます。
ひとつのヘクスに軍港、拠点はひとつにしましたので、近接しているいくつかの軍港や基地は統合省略されています。また、1ヘクスひとつにするために、位置を若干調節したものもあります。
この手のゲームによくある陸地ボックスという概念も廃しました。陸上部隊が陸上モードでそのヘクスに居れば、陸地に居るということを表します。
艦船の入港という概念も有りません。あえて言えば、活性化している艦隊は航海中、していないユニットや修理中のユニットは停泊中かな。最初は区分していましたが、あまり意味が無いことに気がついてやめました。
このように、地図情報をできるだけ少なくし、その分肝のチットによる艦隊運用にプレイヤーが傾注できるように配慮しました。
決戦ガダルカナルにはSSのオリジナル版では艦隊編成の概念がありましたが、GJ版ではオミットされていました。このように普通に考えると作ってしまいたくなる概念でも、システム上よく考えてみると、実はルール量を増やしているだけで、機能しないことって結構あるみたいです。
あるいはルールのためにルールを作るようなことになっちゃったり。
そういう無駄を如何に排除し省略するかを念頭に、システムの整理を進めています(現在進行形)。