自作の空母戦ゲームを作るべく、寄り道しつつぼちぼちやってます。
by takoba39714 カテゴリ
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私は「小説の書き方」みたいな本が好きでよく読むのです。最近は「キャラクター小説の作り方(講談社現代新書)」や、この中で紹介されていた「小説の体操(朝日文庫)」を読みました。前者は記録的なベストセラーになったあと、角川文庫からも確か再販された筈です。 さて、これらの中で述べられているのは、「盗作と創作の違いは紙一重」、あるいは「オリジナリティとは高度な焼き直し技術のことを指す」ということです。これはちょっと端折って言うと、古来から小説などというものは星の数ほど存在し、似たようなストーリー、元ネタがどっか他にあるのが普通。但し上手い小説家が行った盗作、焼き直しはそう感じさせず、あたかもオリジナルのように思える。というものです。私の記憶に間違いがなければ、Dクーンツの「ベストセラー小説の書き方」や久美沙織の「新人賞の穫り方おしえます」にもほぼ同じ趣旨のことが書いてあったように思います。 映画なんかでも「もとネタが他にある。」というのはたくさんあります。スターウォーズは黒澤明の「隠し砦の3悪人」がベースなのだそうです。最近その「隠し砦の3悪人」そのものがリメイクされましたが、敵役はダースベイダーからイメージを持ってきているのがまるわかりで面白かったです。映画「プリティ・ウーマン」の元ネタはシンデレラです。しかも映画の中で元ネタは「シンデレラだよ。」ってジュリアロバーツに言わせてしまうという潔さ。 こうしてみると、少なくともエンターテイメント小説や映画なんかではプロットの流用や旧来のストーリーの焼き直しはむしろ公然と行われていると思ってよいのでしょう。問われるのはネタ部分の独創性ではなく、その料理の仕方の独創性や奇抜性なんだと。 こういうことってゲームデザインにも共通しますよね。NAWシステムとか、アルンヘムシステムとか、太平記システムなんて呼び名があるくらいですから。元ネタはこれだよといいつつ料理法で勝負するという点では小説や映画よりもっと分かりやすい。 例えば「帝海」のシステムも、私は作った本人ですから、はっきり「あそこから拝借した。」と言えます。ただし空母戦を描く上でアレンジしていたり、いろんなところから持ってきてミックスしたりしていますので、盗作というわけではない(と思います)。 SLG以外のゲームからシステムを流用するというのもアリでしょう。最近気になっているのはWZのリンクスさんが作られている、プレイヤーはドイツ軍のみのバルバロッサ作戦のゲームとか、GJ付録になった「本能寺への道」です。プレイヤーは全部同じ陣営だけど、相手より先に「あがり」を競う手法って、きっとどっか他のゲームシステムからの流用というか着想ですよね。同じ発想で「モンティ」と「パットン」がライン河を目指して競うみたいな西部戦線ゲームも作れそうです。誰か作りませんか(笑)。 これだけ世の中にはゲームがあふれているんですから、システムには元ネタがあるのが普通でしょう。乱暴に言ってしまえば陸物作戦級ゲームの元ネタはみーんなAHのタクティクスでしょうし、(いやゲティスバーグでしたっけ?)空母戦ゲームの元ネタはやっぱりAHクラッシクスのミッドウエイかSPIのファーストキャリアーでしょう。デザイナーさんに求められるのは元ネタを形にする際のオリジナリティだと思います。
by takoba39714
| 2009-02-08 17:16
| ゲームってなにさ
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Comments(2)
Commented
by
asasin
at 2009-02-09 01:25
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オリジナリティと元ネタというと、ボルヘスの小説「ドン・キホーテの著者ピエール・メナール」を思い出します。
『一字一句がセルバンテスの「ドン・キホーテ」と同じである書物を構想した、ピエール・メナールなる架空の作家の評論』という形を取った小説なんですが、オリジナリティという観念が、如何にその周辺の「幻想」によって成立しているかをシニカルに描いていて面白いですよ。(やや衒学趣味的ではありますが・・・) ところで絵の課題なんかで模写をさせたりすると、「オリジナリティが損なわれる」とばかりに嫌がる人がいるんですが、そう言う方にはいつもこう言ってます。 「大丈夫、そっくりに描こうとしても絶対同じにはならない(出来ない)から!」 で、オリジナリティなんてものは必死になって人と違う事をするんじゃないよって話をしたり。 結局独創性(唯一性)とは、類似を排除する物ではなくて逆に他の物との親和性を持つ物にこそ相応しいのかなと愚考した次第です・・・ 長々とすみません、とても興味深い話題だったもので(汗) ところでライン河競争のゲームタイトルはやっぱり「空飛ぶモンティ・パットン」なんでしょうか・・・(笑)
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Commented
by
takoba39714 at 2009-02-11 21:44
よろしければ、その本の出版社をお教え下さい。
さて、模写の件については、仰るとおりです。模写をして初めて判るその絵の仕組みというか、仕掛けがあって、あれはそういうテクニックを勉強するための一種の解体作業ですよね。似せて描こうとしないと目的は達せられませんが、似せて描くこと自体が目的ではないのです。 ラインレースについては、私が作れるわけではないので、タイトルまでは・・・(笑)。
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