さて、新システムの通しのテストに、今回は第二次ソロモン海戦を扱った、「第三艦隊の初陣」を使用しました。
このシナリオは第2ターン(1日目06:00~10:00)~第13ターン(3日目10:00~14:00)までで行うミニシナリオです(フルシナリオは全15ターン)。
戦力不確定ルールは使用しませんが、米軍は計4回ある夜間ターンの最初にサイコロを振って1/3の確率でワスプを含む第18機動部隊の応援が得られます。
また、特別ルールとしてサラトガの艦載機をヘンダーソン飛行場に任意に配置できます。
日本軍は輸送艦および千歳によってガ島陸軍の増強をもくろみます。
水上艦艇の数では圧倒的に日本軍が有利ですが、輸送艦隊はたとえ全滅しなくても損害がでればラバウルに引き返してしまう可能性があります。
帝海では、艦隊マーカーは両軍に6つづつです。
このうち、本当の艦隊は最大4つまで編成できます。
今回、米軍は実際には2つの艦隊しか編成しませんでした。
第一艦隊は空母サラトガ・エンタープライズ、戦艦ノースカロライナ、防空巡洋艦アトランタ、駆逐艦8からなる機動部隊。
第二艦隊は重巡3駆逐艦3からなるヘンダーソン防衛隊です。
第二艦隊は日本軍の水上艦隊に遭遇したらまったく歯が立たないと思われますが、輸送艦隊へのプレッシャーにはなるはずです。また、第二艦隊にはダミー艦艇を6つ配置します。これにより見た目は第一艦隊と同じになるので、日本軍をかく乱できます。
艦隊編成シートは両軍ともオープン情報です。ただし艦艇は全て裏を向けて配置されます。発見前は艦隊に配置された隻数以外の情報は不明ですし、ダミー艦艇ユニット(このシナリオでは米軍のみに使用が許されている)を配置することで、この情報もある程度欺瞞できます。
後の4つはダミーということになります。
日本軍は第一艦隊は空母翔鶴・瑞鶴・軽空母龍驤、戦艦比叡・霧島、重巡利根・筑摩・軽巡長良、駆逐艦4からなる機動部隊
第二艦隊は戦艦陸奥、重巡4、軽巡1、駆逐艦8からなる打撃艦隊
第三艦隊は輸送艦6、重巡3、駆逐艦8からなる輸送艦隊
第四艦隊は重巡3、水上機母艦千歳(重火砲輸送艦となっている)、重巡3、軽巡1、駆逐艦8からなる輸送兼第2打撃艦隊という編成としました。残りの2つがダミー艦隊です。
千歳や輸送艦隊を含む艦隊はヘンダーソン基地から3へクス以上、5へクス以内に配置され、空母や戦艦を含む艦隊は日本軍配置エリア1(ガ島から12へクス以上離れている)に配置となります。
初期配置の時点で輸送艦隊と主力との間がかなり離れているため、圧倒的な戦力を有しているとはいえ、各個撃破される可能性もあります。加えて輸送艦隊はヘンダーソン基地の航空機の索敵攻撃圏内にあることもあって、最初からかなり危険な状態にさらされています。