弘法大師さまが唐から讃岐の国にもたらした2つのもの。
それがため池改修技術とうどんです。
讃岐国は降雨量が少なく、昔から水に苦労をしていて、ため池が無数にあります。
水が少ないけど蜜柑はたくさんとれるので、讃岐地方(香川県)の水道局は水不足になったら水道水の代わりにポンジュースを供給します(大嘘)。
弘法大師は遣唐使として先進国の唐にわたり、最新の土木技術を持ち帰って、AD702年ごろに作られていた日本一大きいため池の満濃池を改修したのだとか。
でも、どんなにため池を作ったりなおしたりしても、水不足はなかなか改善できず、水稲作より水があまり要らない小麦作の方が昔から盛んでした。
弘法大師さまは、小麦の美味しい調理法として「うどん」のレシピを唐から持ち帰っていたので、小麦作の盛んな讃岐の地にうどんづくりを広めたのでした。
さて、日本産の小麦は香りはいいのですが、グルテンと呼ばれる麺のコシを左右するたんぱく質の含有量が少ないのです。このため、実はあの讃岐うどんの独特のコシを日本産の小麦を使って得るのは、非常に難しいのです。近年に、やっぱり讃岐うどんの原料は国産でなければというこだわりから、讃岐うどん用に「さぬきの夢2000」という和製小麦の品種が開発されたのですが、実は非常に扱い憎いため、製麺業者さんからは不評なのだとか。100%「さぬきの夢2000」を使用して品質を一定に維持したり安定量を供給するのは困難なのだそうです。
実は讃岐うどんの主原料とは何かといいますとASWなのです。ゲーマーはASWなどと聞くとヘッジホッグとか、Yランチャーとかをすぐ思い浮かべますが、Anti-Submarine WeaponではなくAustralia Standard Whiteの略です。ASWはオーストラリア産の日本の製麺専用にブレンドされた小麦なのだとか。讃岐うどんの店の多くはこのASWを使用しているほか、一部の店では香りづけのために和製小麦をブレンドしたりもしているそうです。このブレンド比率は企業秘密だったりするらしい。
しらなかったなあ讃岐うどんの主原料が爆雷だったとは(だから違うって)。