
猿遊会に持ち込んで、たかさわさん、信長さんにテストしていただいたDiFベトナム空戦版ですが、編隊戦術を再現できるよう、同機種を量産してみました。
機体の位置関係が極限まで抽象化されているDiFのシステムで、編隊戦闘をどのように再現するかということについては、色々考えさせられます。

上がGMT版のF4F。左はリーダー機、右がウイングマン機でこれで1エレメントを形成します。
それぞれ別のルールで制御され、ウイングマン機が関わる戦闘では、そのとき限りのミニハンドを引いて対処します。
下がDVG版の機体カード(スピットファイアMk1)。リーダー機もウイングマン機も対等な扱いですが、編隊を形成していることを宣言すると、馬力の数値のリーダー機は左(ターン前補充カード数)、ウイングマン機は右(ターン後補充カード数)が1増えるという選択ルールが用意されています(ルールブックP20)。
私の知っているDiFファンの方々は、いずれもGMT版のルールがお好みのようです。
実は私も必ず2機1組のGMT版のルールの方に準拠しようと思ったのですが、この場合、リーダー機VSリーダー機、ウイングマンVSリーダー機、リーダー機VSウイングマン機、ウイングマン機VSウイングマン機と、戦闘だけで4つのルールを作らなければいけないことに気が付きました。現代戦版では武器のレンジの違い(レーダーホーミングミサイル、赤外線ホーミングミサイル、機関銃)を再現するために相対位置だけでなく、相対距離の概念も導入しなくてはならず、また現代戦では無視できない索敵の概念もどうしても取り入れたい。
でも、これ以上煩雑にするとDiFの良い所が失われます。
よって、ここは全てのカードが対等のDVG版を参考にすることにし、今回の量産も同機種はすべて同じカードになっています。
では、編隊を組んでいる利点をどう表現すべきか。DVG版の飛行機の性能があがるという考え方も一理あるのですが、それでは米軍と北ベトナム軍の練度差が出せません。米軍は戦況を見て相互にリーダー機になり得る「ラインアブレスト」を組めるけど、北ベトナム軍はリーダー機とウイングマンの序列が動かない「エシュロン」や「トレイル」といった体型に限られるという、フライトリーダーの思想を引き継ぎたいなあとおもうわけです。
そこで折角カードを使っているのだから、編隊を組んでいる場合は相互で持ち札のトレードが出来ることにしてみました。
ただし、米軍はリーダー機からでもウイングマン機からでも可能ですが、北ベトナム軍はリーダー機の手番でしかできません。
なお「ミニハンド」という手法は、ミサイル戦には取り入れたいと考えています。
ミサイルを操縦テクニックやチャフ、フレアといった手法で回避する感じは、これで表現するわけです。