さて、誰得ブログインストシーズン2のフライトリーダー編です。
本日はその2回目。いよいよ飛行ルールに入っていきます。
最初にお断りしておきますが、飛行に関しては上級ルール込みの内容とし、手順についてはまず基本ルール部分に沿って説明をすることにします。
基本ルールの手順は3つだけ。
1)イニシアティブ決定フェイズ
ルールに則して(後述)航空機を移動させる順番を決めます。
2)移動フェイズ
1)で決めた順で下記の手順を行います。
1機が①と②を行ってから次の機体が①と②を行います。
①飛行決定ステップ
スロットル設定と飛行タイプを選択。
②飛行実行ステップ
航空機を移動戦闘させます。
3)勝利決定フェイズ
シナリオの勝利条件を満たしているかを判定します。
超簡単ですよね!
なお、飛行パターンは上昇・水平・降下と右旋回・直進・左旋回の3×3の組み合わせで9つのパターンから1つを選び、機動マーカーを記録シート上においてプロットします。
基本ルールの飛行では、加減速、直進、旋回、上昇、降下のみを説明しているのですが、それではジェット空戦のキモの部分である立体機動を味わえませんので、上級ルールで説明されるバーティカルロール、インメルマンターン、バレルロールといった高等機動まではあらかじめ取り入れます。
しかし上級ルールでは編隊構成、索敵、任務といったフライトリーダーの本来の姿を形成する上での重要なルールも語られています。
これらは飛行と基本の戦闘を押さえた上で、段階を追ってルールを把握しないと、空戦ゲームに不慣れであればきっと頭が飽和してしまいます。
とりあえず、基本ルールの推奨練習シナリオを上級飛行ルールを導入して試せるところまでいきましょう。
さて、フライトリーダーにおける毎ターンの移動力は、現在(前のターン終了時)の速度+変化速度によって求められます。
速度を移動力に変換するというのは、このゲームでもAir Forceと同じです。
変化速度はエンジンの推力設定とこのターンに変化させる高度のマトリクスによって求められます。
どういうことなのか、この表を見てください。
表が二つあるのは、左が現在の速度が亜音速域(速度が3~9)、右が超音速域(速度が10以上)の場合に使用するようになっています。
さらにそれぞれの速度域において、左がエンジン性能がH(h)の高出力機、右がN(n)の通常推力機の表になっています。
横軸はこのターンに選択するエンジン出力。
IDLE(アイドリング)・MIL(ミリタリー)・AB(アフターバーナー)の3種類です。エンジン推力が小文字の機体(フォージャーなど)はアフターバーナーを装備していないため、IDLEかMILしか選択できません。
縦軸は、このターンに変化させる高度です。
交差照合した数値が変化速度です。
たとえば現在の速度が6(亜音速)のF-14がMIL推力で5高度上昇した場合、F-14のエンジン性能がHですから、変化速度が-1になり、6に加えてこのターンの移動力が5となるわけです。
加速表で変化速度がPとなっている場合は選択不可です。また速度変更の結果、速度が2以下になってしまう場合も選択できないので注意してください。
こうして変化させた速度をこのターンの移動力に変換するのです。
高度変更と速度変更が同時に説明できてしまいました。
次回は旋回を説明したいと思います。