こちらで、「ソロモン夜襲戦」のデザイナーさんが、ちょっと内省的な記事を書かれています。
あんまり手前味噌な記事に出来ないという遠慮からだと思うのですが、こと「ソロモン夜襲戦」において、革新性が全く無いかというと、決してそんなことはないと思います。
あのゲームの真骨頂は、GJのレビューで書かれたような海戦の精密再現性でも、一見風変わりながら実は理にかなった魚雷ルールでもありません。
従来の海戦ゲームでは所詮メカ同士の戦いでしかなかったところに、コマンドポイント、所謂士気値の概念を持ち込んで、人間性を加味したところにあります。
少なくとも私の知り得る限り、従来の海戦ゲームにそのような手法を用いたものはありませんでした。
このCPルールにより、従来のゲームでは全く再現不可能であった史実性が、無理なく盤上に現れるところは、マジックとしか言いようがありません。
では「帝海」はどうなの?なんて聞かないで下さいね(笑)。