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私事都合により、まことに勝手ながら9月2日21:00まで休業いたします。 (もしいらっしゃったら)楽しみにしていただいている方すいません。 それまでしばしのお別れです。 その間もしメールなど頂いても、チェックできない可能性がありますので、なにとぞご容赦ください。 でわまた。 ▲
by takoba39714
| 2007-08-14 19:32
| つれづれごと
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The Speed of Heat!の他には、GJ/SSのロンメルアフリカ軍団と、CMJ/SSのモスクワ電撃戦をしました。まるでCMJの特集とシンクロしたみたいな展開ですね。 まずはGJ/SSの砂漠のロンメル。ダイス振りで私がドイツ、もりつちさんが連合軍です。mitsuさんの指導はここでも効果抜群で、独軍戦車軍団が突破に成功しました。 うーん、このゲームではもはや負ける気がしなくなってきた(嘘)。 その次はCMJ最新作のモスクワ電撃戦。今度は独軍をもりつちさん、ソ連軍を私。 で、最初のターンでドイツ装甲部隊が突出した挙句、自分で後退させたソ連軍に包囲され、戦車部隊が死滅。1ターン目の私の順番が回ってくる前にドイツ軍が投了するという、とんでもプレイが発生。「たしかに世界は息を飲んだかも。」ともりつちさん。 でも、これではいくらなんでもということで、時間を巻き戻して再戦。しかし今度は私のポカミスで3ターン目のドイツ軍第2移動フェイズに、あっさりモスクワに走りこまれてしまって私のサドンデス。こうなるともうゲーム以前の問題でした。 いやあ、慣れない作戦級に迂闊に手を出すものではないなあと、二人で苦笑い。 それから手直し中の帝国海軍第三艦隊の水上戦闘システムや、帝海フルシナリオについて、ご意見を伺いました。今回の手直し作業に、これらもちゃんと反映しますよ。 1日に3アイテムをこなし、大満足です。 5時ごろ、YSGAの幹事さんにご挨拶をして退場。 駅近くの焼き鳥屋さんで、ビールを片手にゲーム談義を楽しみました。 「シミュレーションに人が望むものとは。」「作戦級ゲームはビギナーにイメージを持たせるのには不利ではないか」「CMJやGJの付録ゲームは1年に2回ぐらいでもいいのでは?」など、興味深い話題が次から次へ。特に「付録ゲームは毎回でなくっても」という話は、この前たかさわさんも同じことを仰ってました。他にも同意見の方がいるのではないでしょうか? 最後には「空戦ゲームは決してコンシュマー機にその座を奪われたわけではない」ということで両者の意見が一致。「CMJかGJは、日本の傑作空戦ゲームのF-16ファイティングファルコンを今すぐ再販せよ!」と怪気炎をあげて幕を閉じました。 私の時間の都合でわずか1時間30分ではありましたが、楽しいひと時でした。 今度お会いした際は、是非飲み足らなかった分の続きをしたいです。 これにて私の今回の関東遠征は、幕を閉じたのでした(おわり)。 ▲
by takoba39714
| 2007-08-13 22:50
| ゲーム会報告
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そんなこんなで、YSGA会場にてもりつちさんと10時に合流。 さすが都会の例会だけあって、こんなにゲームをする人がいるのかって、我が目を疑うような(笑)盛況ぶりでした。 で、中央近くのえらそうな席をお借りして、早速The Speed of Heat!を広げます。 まずはルール確認のため、1vs1のシナリオV-15=有名な米国のエース、カニンガム・ドリスコール組のF-4Jvs、北ベトナムのエース、トーン大佐のMig-17の死闘を描いた史実シナリオ=をすることに。 F-4をもりつちさん。私はMig-17です。しかし、2ターン目で気絶チェックに失敗した私は(確率1/10)、4ターン目にサイドワインダーを食らって昇天。めったに起こらない気絶チェックとランダム移動ルールを確認して終わったのでした。そんないきなり漫才みたいな展開にならなくても。 2度目はシナリオV-16。F-4B×2対Mig-19×2のシナリオです。やはり北ベトナムを私担当。F-4の華麗な運動に翻弄される北ベトナム軍は、ここでもいいとこ無しでした。本来なら もりつちさんと互角に戦うべく、事前準備に万全を期すはずだったのですが、私の不甲斐なさからそれがならず、マニュアルバインダーをめくりながら機体をあやつる私は、まるでアムロ君のようでした。 序盤でサイドワインダーを食らったMig-19の2番機は、重損害にはなったものの、撃墜は免れました。私はこれを囮に、無傷の1番機でF-4を捕らえる作戦に出ました。しかし上手くF-4を捕らえられないうちに、2機ともミサイルで撃墜されてしまいました。完敗です。 途中、別のゲームを挟んで、最後にThe Speed of Heat!のシナリオV-15を再戦していただくことに。担当は前のままです。なにを隠そう、私はミサイルルールをよく分かってないので、米軍を担当できないのでした。 低速ヨーヨーで急迫するMig。上昇をかけて優位に立とうとするF-4。これに対し、Migは、北ベトナム兵らしからぬ垂直上昇で食らいつき、6時方向に遷移。その後は両者は猛烈なシザース機動戦を展開。だんだん乏しくなる燃料。失速寸前の機体。と、まさに史実どおりの戦闘となったのでした。さすが飛行テクに一日(もっとかな)の長があるもりつちF-4はMigの一瞬の隙をついて後ろをとり、HSミサイルを撃つものの、得意の急旋回でひらりとかわします。 結果F-4はサイドワインダー4発を全て打ちつくし(うち2発は故障)、レーダーホーミングミサイルの間合いに持ち込むことは出来ないと判断して、離脱。一方のMigもF-4を追いかけてキャノンを浴びせる運動エネルギーは無く、勝負はドローになりました。 いやあ「空戦ゲームしたなあ」って気分になりましたよ。ファイティングファルコンもいいけど、やっぱエアスペシリーズ最高です。(つづく) ▲
by takoba39714
| 2007-08-12 21:51
| ゲーム会報告
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今回も、朝からいきなり決断を迫られました。 前回のちはら会行きの時は往路が荒天だったのですが、天気予報によれば、今回は帰路が雨になる模様。 最寄り駅までのアクセス手段をどうするか考えなくてはいけません。 1)バスを使う。 2)自転車を使う。 1だと、終バスが19:30分のため、横浜滞在時間が大きく制約されます。 2だと、真っ暗な道を雨の中自転車で30分走る必要があります。 行きはバス、帰りはタクシーという手があるじゃないかと言われそうですが、この駅の日曜日のタクシー乗り場は、終バスより先に空っぽになるのです(笑)。 で、迷ったあげく、自転車を使うことに。 念のためコンビニでビニールカッパ400円なりを購入しました。 やはり帰路は雨。その上雷まで鳴ってます。おまけに向かい風でカッパのフードは何の役にも立たなかったです。これはマーフィーの法則ってやつでしょうか? 宿舎に戻ると11時。明日からは研修の最終週が始まるので、講義中居眠りをしないよう、シャワーを浴びて早々に就寝しました。しかし翌朝は慣れない自転車運転のせいで筋肉痛。しかも痛いのはなぜか背筋だったりする。でもアクセス手段に自転車を選んだことに悔いはありません。おかげで心置きなくゲームできましたから。いやあほんと楽しかったですよ。 もりつちさん、YSGAの皆様、ありがとうございました(つづく)。 ▲
by takoba39714
| 2007-08-11 16:38
| ゲーム会報告
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たかさわさんに書泉につれていっていただいた時に見かけたのですが、そのときは我慢しました。最近欲しいものをその場で買わず、ちょっと待つというのを実践しています。 でも結局その翌週に買っちゃいました。 「ソロモンの激闘」 歴史群像 太平洋戦史シリーズNo.59 表紙が翔鶴やエンプラではなく、隼鷹なところがマニアの坪をついてますね。 両軍のソロモン空母決戦のオーダーオブバトルが出ていたり、もうこのタイミングでの出版は、私のために出していただいたんじゃないかって思っちゃうくらいです(んなわけねーよ)。 この本を見て、帝海のガ島の航空戦力は少し見直しました。まあ陸上機の戦力を見極めるのは難しく、資料によっても様々に書いてありますし、色々なゲームをみていても基地機の初期配置はかなり異なります。 私は自分なりに、ルールブック巻末にのせる帝海のヒストリカルノートを作っていたのですが、もうこれだけ完璧なものが出てしまうと、参考文献にこの本を載せておけばいいやって思っちゃいます(笑)。 同シリーズのミッドウエーのときみたいに、新説が開陳されているわけではありませんが、同一ライター(大塚好古さん)が、ソロモン空母戦を一気通貫で書かれているため、とても読みやすく、そつなくまとまっているという気がします。 たぶんもりつちさんが書評をアップされていると思うので、あまり多くを語るのはやめましょう(ほらやっぱり)。 なんにせよ、この本を読んだ人が、帝海第三艦隊にも興味を持ってくれると嬉しいな(笑)。 (第3部YSGA編につづく) ▲
by takoba39714
| 2007-08-10 22:13
| 最近読んだ本
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たかさわさんに連れて行ってもらった書泉で、CMJ#75号買いました。 特集は「今問い直せSSシリーズ」。特集の中心はまたもや座談会です。 鈴木氏、鹿内氏、高梨氏といった重鎮が参加者です。 ただ、今回の座談会記事は、 ①参加者が編集部(中黒さんでしょうか)を入れて4名と絞られていたこと。 ②テーマが絞られており展開が総花的ではなかったこと。 ③参加者各位がテーマについて十分考察されている感じが伝わること。 という点で、従来のものより読みごたえがありました。 ぐちーずさんやたかさわさんともお話したのですが、ゲームな人とお会いして飲んだときの話題を記事にすると面白いと思い、いざやってみようとすると意外と難しい。 まあ、当人同士が酔っ払っちゃってることもありますが、書き物にまとめることを意識して話すのは、実は相応のテクニックが要ることが分かります。 今回の座談会も編集部とは別に、ある程度進行シナリオがあって、(編集部ではなく)参加者の一人である高梨さんが、シナリオに沿って話の進行をコントロールしていることが判ります。これくらい周到でないと、読ませる記事にはまとまらないようです。 それはさておき、この座談会記事の中で、気になるお言葉が。 「プレイヤーとしてスキルが高い人がデザイナーとしても面白いゲームをつくりやすい傾向は絶対にあると思いますよ。優れたプレイヤーは視野が広い。視野が広いから、プレイヤーがどのような選択肢をもってゲームを戦うか想像できる。想像できるから、自分の作るゲームを明確にコントロールできる(後略)」 うーん。この説どおりだと、帝海がまともなゲームに仕上がるためには、私自身のゲーマーとしてのスキルにかかるわけですが・・・まあ、スタッフとして関わってくださっている方が、名手ばかりでいらっしゃるので、あまり心配しないようにします(笑)。 付録はモスクワ電撃戦、ACROSS THE DNEPR、東海遊侠伝次郎長三国志の3つ。 このうちACROSSの方は色々エラッタが出てたのを知ってるので、帰ってからのお楽しみ。 次郎長はなんとなく知っている世界ではあるのですが、まあ本文記事をちゃんと読んでから。 と、いうことで、モスクワ電撃戦をソロでやってみました。 ソ連軍は冬ターンにどう反撃するのか、ドイツは冬ターンまでにどこまでがんばれるのかが、ミソのようですね。また、モスクワを落とせなかったら奪った都市の数で勝ちを判定しますが、独軍は北方面に比べ南方面が厳しく、10個のうちの過半数の都市を自軍戦車の損害なしに奪うのはキツイようです。3回ほどソロをやってようやくそういうことが判りました。あと、独軍はステップ分割と、敵味方スタックはZOCを失うことを利用するのがカギですね。 当たり前ですが、基本的にドイツが攻撃側、ソ連軍が防御側なので、考えるべき事柄が互いに異なります。 前にも書きましたが、こういう攻守の立場がはっきりしたゲームって、うまい人がしないと、すぐに面白さや勘所が判らず、なかなかゲームが成立しないような気がします。SSゲームは、新規参入者の開拓を目指し、入門用のゲームを目指したシリーズ展開をしたが、結果的にゲーム毎にシステムが違うといった不適当面から、その任を果たせなかったと本誌記事にありました。でも、初心者をキャッチできなかった原因は他にもないでしょうか? 例えば、「シミュレーションゲームの大半は、攻守がはっきり分かれていて、それって面白くない」と息子がよく言います。 たしかに私が生まれて最初に手にしたシミュレーションゲームのフランス1940も、当然攻守がはっきり分かれたゲームで、シミュレーションゲームというものを産まれて初めて見た私的には??でした。 そういうゲームには、別の楽しみ方、別の考えどころが当然あるんですが、「初心者や入門者が最初に手にするゲーム」としては、どうなのかと気になります。ビギナーにとっては、五分五分勝負や、攻撃側の方が面白いんじゃないでしょうか。 ベテランがいれば、防御側をやってもらうといいんですが、両方ビギナーだとジャンケンで負けた方が防御側になったりしませんか? もっとも、2回戦して攻守交替すればいいって話もありますが、経験上ビギナー同士ではそういうことにはなりにくい気がします。ビギナーにとってはモスクワ電撃戦ですら、結構なボリュームな筈なので、ダブルヘッダーをしようという気になるかどうか。 モスクワ電撃戦はルールは簡単ですし、前号のスモレンスクや今号に研究記事ののったウクライナ44のように、「素人には、最初に何をするべきか良くわからない」ということはありませんので、入門用としては一見良い感じです。 ただ、こういった攻守がはっきり分かれたゲームを入門用ゲームと呼ぶとき、「ベテランvs.ビギナー」というシチュエーションを最初から想定しているような気がしてなりません。 それはそれでかまわないのですが、新規ユーザー開拓のためには「ビギナーvs.ビギナー」を想定したゲームも必要ではないかと思います。それはルールが簡単とか、ユニット数が少ないというのとは、また別のアプローチが必要ではないでしょうか。 思うに、「ビギナーvs.ビギナー」向き、つまりどっちも攻撃者の立場になれる歴史上のシチュエーションってなかなかないですよね。 SLGは知らないけど歴史は知っているという人がターゲットなら、ゲームの上では互角の方が逆におかしいというのは判るでしょうし。チョット歴史好きな人の心を捉えるメジャーテーマほど、両者対等なシチュエーションでは無いというのは悩ましいです。 新規ユーザーの開拓には、広報戦術もさることながら、どんな人をターゲットにするかを考えた上、その目的に適したゲームも必要かと思います。そんなわけで色々考えさせられる今号の特集でした。 最後に苦言をひとつ。初期配置は部隊名がマップに書かれているんですが、これが結構判りにくい。いや、視覚的にどうかではなく、駒の部隊名をマップ上で探したり、逆にマップに書かれている部隊名のユニットを探すのが面倒で、時間がかかります。 やはり、ヘクスナンバーをマップに打った上、ユニットにそのナンバーを書いておくのが効率的な気がします。その上でマップ上に部隊名も書いてあると完璧ですね。もっとも部隊番号が違っ ても、戦車か歩兵かの違いさえ守れば、どう並べても一緒なんですけど。(つづく) ▲
by takoba39714
| 2007-08-09 23:03
| 最近読んだ本
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たかさわさんとお別れした後、研修所最寄り駅(といってもここからバスでさらに20分以上かかる)まで戻ってきたものの、研修所行きのバスは今出てしまったばかり。次のバスまで1時間以上あるため、しかたなく駅近辺で時間をつぶすことに。 こういうときはまず本屋を探します。立ち読みで時間をつぶすのは学生時代からお手の物。喫茶店や飲み屋で時間をつぶすより安くつくはずですが、時折普段なら買わない本も買ってしまうので、そこは微妙なところです。 で、買っちゃいました。 「世界征服」は可能か? ちくまプリマー新書 岡田斗司夫著 この本は、あなたの小さいときの夢は「世界征服」ではありませんでしたか?という問いかけに始まり、あなたはどんなタイプの支配者になりたいですか?と続きます。 A魔王タイプ 例:「レインボーマン」の「死ね死ね団のDr.K」・「ドラゴンボール」の「ピッコロ大魔王」。このタイプは別名「人類滅亡型」で、「正しい」価値観で全てを支配したいタイプだそうです。でも被支配者を滅亡させてしまうと、支配者に実利が伴わない問題が残ります。 B独裁者タイプ 例:「DEATH NOTE」の「夜神月」・「バビル2世」の「ヨミ」。歴史上の人物としては、私たちになじみの深い(笑)ヒトラーです。このタイプは、別名、人類の管理屋さん。部下は増え、悪の組織も大きくなりますが、自分の仕事は増えるばかりで、過労死が待っているタイプだそうです。 C王様タイプ 例:「ドラゴンボール」のレッドリボン軍総帥。実在の人物では、北朝鮮の某氏。快楽原則で、自分のわがままや、贅沢のために人類を支配したい人。某氏はともかく、レッドリボン軍総帥は「自分の背を高くしたい」という個人的願望でドラゴンボールを集めていたことを腹心の部下に知られ、「くだらない」とその部下に殺されてしまいます。自身の快楽で世界征服を企んでも、組織の部下のコンセンサスは得られないということでしょうか。 D黒幕タイプ 例:007シリーズの「スペクター」。この手のタイプは、悪事の黒幕でいることに快楽を覚える、いわゆる策士です。しかし結果より過程を楽しみ、悪の美学を尊ぶ傾向にあるため、効率が悪いことがしばしばだそうです。 ゲーマーはすべからくこのタイプかもですね(失礼)。 本書では、世界征服を企むボスをこのように分類定義した後、どのように世界征服をすべきか、まずは何から着手すべきか、実際に征服した後どうなるのか、といった点をシミュレートしつつ論をすすめる構成になっています。 最終的には、世界征服はあまり割に合わない事業であることや、そもそも現代において世界征服とは、悪の軍団とは、どういう性質のものなのかという点に考察が及びます。 あんまり書くとネタバレですが、ふざけた切り口から入った話が最後には痛烈な現代社会批判に繋がるカタルシスは、知ったかぶりなテレビのニュースショーなんかより、よっぽど面白いです。まあ取り寄せ注文してまで読む価値があるかは分かりませんが、書店でみかけたら買って読んでも損は無いと思いますよ。(つづく) ▲
by takoba39714
| 2007-08-08 23:57
| 最近読んだ本
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目覚ましは8時にセットしたんですが、年寄りの悲しい習慣で、いつもと同じ時間に目が覚めてしまいました。 お別れの時間が刻一刻と近づいていますが、折角予定より1時間以上早起きできたので、最後の最後に、私の苦手な作戦級ゲームをご指南いただこうと、正統派初心者向け作戦級のCMJ/エポック独ソ電撃戦をすることに。 戦線のはり方、緻密なオッズ計算に基づく攻撃プランの立て方などを1時間半ほどでみっちり教えていただきました。私がドイツ軍をさせていただいたのですが、地図盤の半分の折り目までしか進軍できず、成る程これってこんなゲームだったのかと、初めて分かったのでした。 ここで、タイムアップ。6種類7戦という、私的にはありえない密度の、とても楽しい2日間でした。いつになるか判りませんが、必ずの再開を約束してお別れしました。今度お会いする時までにスキルを上げて、是非互角の勝負ができるようにしておきたいです。 mituさん特製のルールサマリー集をCDに焼いていただいたり、シミュレーター誌の気になっていたある記事をコピーさせていただいたりと、そんなお土産までいただいて、名残惜しくも私は次なる戦場へ赴くのでした。 次なる戦場とは、あの「たかさわさん」とのミーティングです。 実はたかさわさんは、前の週に京都にいらっしゃっていて、ぐちーずさんと座談会をされた件についてはこちらにアップされています。 このとき、私にも会わないかとお声をかけてくださっていたのでしが、この日は関東長期研修を直後に控え身動きがとれなかったものですから、かわりに16日に関東でお会いしましょうと、お約束したのでした。 御茶ノ水駅水道橋口で待ち合わせ。麦わらカンカン帽がとってもお似合いの、細身の紳士でいらっしゃいました。ゲームを売ってる本屋さんの書泉御茶ノ水店に連れて行っていただき、CMJ最新号を購入。第2次大戦版のWing Of Warも魅力的でしたが、そちらは理性を働かせてやめました。 その後近くのビアハウスへ。大声で騒ぎまくって、店の人には迷惑をかけたみたいですが、そんなことは知ったこっちゃ無いのが、関西人のノリです。いやあ、ゲームな人との熱い話って、楽しいもんです。しかもたかさわさんは、前もって私のブログを読み返されて、「ここが聞いてみたい」と、まるでインタビューアーのようにネタを用意されていました。「こんな私にそこまでしていただかなくても」と、もう恐縮至極でした。 「ゲームの作業ストレスのはなし」「CDSシステムをどう思うか」「空戦ゲームは本当にコンピュータゲームにその座を奪われたのか」「CMJやGJは新作ゲームを毎回付録にするプレッシャーからそろそろ開放してあげるべきではないか」などなど、そそる話題が目白押しで、時間を忘れる楽しいひとときでした。 その中でいくつか印象に残っているお話を。 たかさわさんに、「好きな昔のゲームで、再販希望なものはなんですか?」と聞かれましたので、「エポックのファイティングファルコンです」とお答えしました。「できればあのシステムを使用した発展版のゲームにして欲しいです。」と申し上げたところ、「いっそつくっちゃえば?」と仰います。 あのゲームのデザインは大平英樹さんという方だったと思います。シミュレータ誌には精力的に記事を書かれていましたが、今どこでどうされてるんでしょう?まあ個人で楽しむ分には、なにをどうパクッても問題ないでしょうし、○○システムを使ったゲームをデザインするのに、デザイナーさんにおことわりを入れるという話もあまり聞きませんが、なにかひっかかりますね。ところでCMJのアジフリは、バルコフスキイ氏にコンタクトされたのでしょうか?同人出版ではなく商業出版ですから、とっても気になるところです。 それから、「CDSのカードって抽象的であるべきか、具体的であるべきか」という話も出ました。 私はCDSのゲームをそれほど知っているわけではありませんが、どっちかといえば「具体的なイベントの形でものごとを提示されてしまうと、指揮官の目線で作戦を立てることの妨げになる」という理由から、カードにするなら抽象的で枚数を絞る方がいいと思っています。 しかし、たかさわさん曰く「ゲームをする楽しみのひとつに、その歴史を知るということがある。その点から言うと、CDSのカードを読み、それがゲーム上で機能することで、単に本で読む以上の情報を得ることができる。そういう意味では具体的なカードってアリではないか。」とのこと。 なーるほど、そういう見方もあるのか。 そんなこんなで、5時ごろお開きとし、研修所に戻ってきたのは8時過ぎ(途中、電車=バスの乗り継ぎが悪く、1時間も待ちぼうけがあった)でした。 (第2部 最近読んだ本編に続く) ▲
by takoba39714
| 2007-08-07 22:42
| ゲーム会報告
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皆様が帰られた後、車で10分ほどのスーパー戦闘・・・いや銭湯へお風呂&ご飯につれていっていただきました。mitsuさんは「自分は下戸なんでどっちみち飲めませんから、どうぞお風呂上りにビール飲んでくださいね。」と優しいお言葉。他人様に車を運転させといてビール飲むなんてと最初は遠慮しようと思ったんですが、お風呂上りの気持ちよさには勝てず、大ジョッキ1杯だけいただいちゃいました。 お風呂での話題は、「mitsuさんが本職にかける思いについて」。それはとても熱くてボリュームのあるお話だったんですが、軽々しくここでとりあげるべきテーマではありません。 で、戻ってきてからは夜の部です。 私のたってのお願いで、GJ信長包囲戦のご指南をいただくことに。このゲーム、私はいつも織田担当で息子に勝てないんです。 是非、「織田でこんなにやれるんだ。」というところを教えていただきたく、お願いしたのです。そこでmitsuさんが織田を、私が反織田を担当で、その腕前をご披露いただくことに。 たしかにmitsu織田は強かった。ゲーム序盤で浅井、朝倉はともかく、大阪本願寺も早々にノックアウト。こちらは松永、宇喜田、毛利勢で攪乱を図り、毛利はついに山城突入を果たしますが、宇喜田はその都度将軍様を裏切ってくれますし、頼みの武田もあっというまに平らげられてしまいます。 私がやると京都守備隊の佐久間はすぐあの世行きになってしまうのに、どうしてこんなに強いんでしょう?? その上裏切り宇喜田が鉄甲船で四国にわたり、三好勢を除去。毛利がなんとか山崎まで攻め入りますが、決定打は与えられず。無敵上杉軍団で美濃は取ったものの、もうそこで精一杯。 mitsu織田は、羽柴カードの調略で越後をあっさり手中に収め、もう向かうところ敵なし状態です。私が息子とプレイしたときに苦渋を飲まされた色々な作戦を試みるのですが、都度巧みな用兵で跳ね返されます。 8ターンにもなると、手持ち札の枚数も差がつきすぎで、(織田は9枚、反織田4枚)もうだめかというところまで追い詰められました。 mitsuさん曰く「このゲームはいかに手持ちカードの枚数で差をつけるかがポイントなんですよ。」とのこと。もう私の負けは火を見るより明らかでした。 ただ、私のなけなしの4枚カードには「足利将軍の陰謀」が含まれていました。ここで私は起死回生の賭けに出ます。足利将軍の陰謀のオープンで、山札から「すすめば極楽カード」を入手。 mitsuさんはこの時点では最後の悪あがきと思っていたようです。で、殆ど死に体で忘れられていた加賀一向宗2ユニットを使い、美濃を経由して行軍、北近江を奪取しました。織田勢は西方面軍は毛利と対峙しているため動けず、東方面軍も上杉に阻まれています。しかしさすが猛将mitsuさん。最後まで勝負をあきらめず、寡兵で上杉に挑み、美濃奪還を図ります。しかし確率を覆すことはなりませんでした。反織田が美濃、北近江の重要エリア2つを支配。まさかの織田サドンデスとなりました。このときのmitsuさんの悔しそうな顔を、デジカメで撮っておきたかったです。 で、いよいよ楽しかった1日の締めに、mituさんオリジナルのペデスタル作戦をすることに。オリジナルゲームで始まり、オリジナルゲームで終了するという素敵な1日でした。 このゲームのテストには私もちょっとだけ参加させていただいています。そして何を隠そう帝海第三艦隊の戦闘システムは、このゲームからヒントをいただいたのでした。昨年夏にこのゲームに出会わなければ、帝海第三艦隊は多分産まれていません。 私が枢軸、mituさんが英軍担当です。私はUボートで空母2隻を屠り、空襲と魚雷艇で護衛巡洋艦や輸送船を半分沈めました。途中「さすがソロでやり込んでいるだけあって攻撃がいやらしい。」と最上級のほめ言葉をいただきました(笑)。 しかし最終ターンのチット引きで、私は最強スツーカ軍団を引き当てられず、マルタにはオハイオに詰まれた重油が無事届き、戦略的に英軍が勝利。沈めた艦船の多さで、作戦的には枢軸の勝利となりました。 ぎりぎりなバランスで勝敗が決まる点や、終盤戦で盛り上がるドラマ性など、このゲームには特に演出面で学ぶべき点がいくつもあります。一見、私たちが見慣れたシミュレーションゲームというよりは、シミュレーションっぽい双六といった感じです。ご本人曰く、たしかに双六第3帝国がヒントだとおっしゃってました。 なので好みは分かれると思いますが、シミュレーションゲームとは歴史状況の提示であると定義すれば、英軍のマルタ島救援作戦を表現するのには、この表現方法がいろいろな意味でモアベターであったのだと思わせる十分な説得力があります。でもこの点はルールを読んだだけではなく、やり込んでみないと見えてきませんよ。 ちなみに姉妹作「ちろりん連合艦隊~がんばれ!南雲君~」(笑)も鋭意開発が進んでいるようです。こちらは私の得意分野でもあり、秋のβ版リリースが待ちどおしいです。空母「ちはら台」と「幕張」はボーナスユニットで是非つけてくださいね(爆)。 時間もちょうど12時になったので、目覚ましをセットしてよい子はおやすみタイムです。 (つづく) ▲
by takoba39714
| 2007-08-06 21:41
| ゲーム会報告
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他の方々が到着する前に、もう1戦軽いのを教えてくださいとお願いしました。 で、GJ/翔企画のロンメルアフリカ軍団をすることに。 mitsuさんのセットってチットの角が丸くなるほど使い込んであるんです。びっくり。 私が独軍、mitsuさんが英軍。 結果は全くお話にならなかったんですけど(私が善戦したように某ブログで書いてありますが、そんなことなかったんですよ)、このときのご指導のおかげで、直後にうおPさんと対戦させていただいた時は、まあまあ良さげな展開になりました。 遅い昼食を付近のラーメン屋さんで済ました後、まずTommy さんがいらっしゃって、私が大好きな空戦ゲーム、ファイティングファルコンをお相手いただきました。 シナリオはオペレーションラインバッカー。Tommyさんが米軍F-4E×4機を、私が北ベトナム空軍で、MIG-17×2機。MIG-21×2機を担当。勝利条件は無傷のMIGを2機、登場サイドと反対方向に離脱させたら北ベトナム軍勝利。それを阻止したら米軍勝利です。 中盤までは北ベトナム軍が、巧みな垂直機動で米軍を翻弄し(自画自賛)、MIG-17とMIG-21でF-4の挟み撃ちの罠に陥れることに成功。F-4をアトールで1機撃墜といい感じだったんですが、私が離脱タイミングを間違ったために、逆に3機落とされて負けてしまいました。F-4のダッシュ力とロングレンジ能力をナメた罰です。 でもキルレシオ3対1は史実以上なんでまあいいかと、自分を慰めたのでした。 このゲーム再販熱烈希望なんです。GJでもCMJでも、出してくれたら絶対買いますよ。 そのときはシミュレーター誌に掲載された爆撃ルールや追加機種もぜひフォローしてほしいです。ついでに申しますとこのゲーム、シナリオ毎の地図盤の配置がすっぱり校正ミスでルールから落っこちています。ヤフオクなどで落札されても、シミュレーター誌6号掲載のエラッタが無いと遊べませんので注意です(雰囲気で判るという話もありますが)。 CMJの今号記事P35で、「空戦ゲームは活躍の場を電脳ゲームに移した。」とありますが、この点については私はそうでもないと思っています。ただ、この手のゲームの移動ルールの精密さは、フライトシミュレータ的雰囲気を狙うというよりは、相互の位置関係や機動戦術を無理のない範囲でシミュレートするためにあるものという、思考の転換は必要かと思います。 従来からの空中戦ゲームに対する視点が、売り手も買い手もすべからく前者寄りであることが間違いなのではないでしょうか。 閑話休題。お次は最後に到着されたうおPさんが、ロンメルアフリカ軍団をお相手くださいました。この時も独軍担当をさせていただきました。私は先ほどの戦訓に忠実に機動。このゲームは21機甲軍と17機甲軍の連携が鍵なのだそうです。 序盤はこのカップの中に独軍のチットは本当に入っているのかと疑うような引きの悪さ。 あまりに出続ける英軍チットに、うおPさんはパスを連発するという、波乱の幕開けでした。また、途中うおPさんのお笑い攪乱戦術で私が致命的損害を受ける場面もありましたが、終盤で21機甲軍の突破になんとか成功し、独軍サドンデス勝ち。 関東遠征初勝利をゲットいたしました。 お笑い軍団で記念写真もとりましたよ。4人そろわなかったのがちょっと残念。 それからもうお一方、戦闘級大好きな、いのさんとお電話でお話させていただきました。お子様が熱を出されて急遽参加を断念されたとか。こちらもエアフォースなどお相手をしていただける予定だったそうです。お子様は大事なかったでしょうか。奥様の実家が関西方面だそうで、機会があったら関西でお会いしましょうとお話しました。 Tommyさん、うおPさんはここでご退場。お二人ともから「また来年ね。」と温かいお言葉をいただき、思わず「はい」と言ってしまいましたが、もう年齢的に研修生になることはないと思うなあ。でも、機会があればぜひ是非またお会いしたいです。悪天候のなか駆けつけていただき、本当にありがとうございました。 朝から通算4戦を戦い抜き、ついに夜の部に突入です(つづく)。 ▲
by takoba39714
| 2007-08-05 16:36
| ゲーム会報告
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